第3号
毎月1日 発行
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 レディスクリニック コスモス
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がまんしないで 月経痛

- ひどくなると不妊症や子宮外妊娠の原因になることも −


月経(生理)の時には、下腹部のはりや痛み、腰痛など何らかの症状がたいていの女性に出現します。その程度が強く、何らかの治療を必要とする場合を「月経困難症」と呼びます。
月経困難症には、子宮や子宮周囲に異常のない機能性月経困難症とそれらに異常のある器質性月経困難症があります。

機能性月経困難症は、ホルモンのバランスによりひきおこされると考えられています。
月経周期を持つ女性は、女性ホルモンの大きな波に毎月さらされています。
とくに月経前2週間は、エストロゲンと黄体ホルモンという2つのホルモンが多量に分泌されていますが、その2つのホルモンの量や比率によって月経痛がひどくなると言われています。初潮の時から月経痛がひどい場合などはこちらになります。鎮痛剤の他に、ホルモン剤やピルでホルモンバランスを変えることにより軽快します。

器質性月経困難症は、子宮や骨盤内に何らかの疾患を持つ場合で、子宮筋腫や子宮内膜症が代表的です。月経痛の特徴としては、年月を重ねる毎に次第に痛みが強くなってくることです。若い時はそうでもなかったのに最近痛みがひどくなってきたなどという場合です。
進行すると不妊症や子宮外妊娠の原因になったりしますので、早い時期に婦人科医の診察を受けることをお勧めします。治療は原疾患に対する治療を行います。
     






上の図は、女性の月経周期における卵巣ホルモンの変化を表しています。
排卵の後、黄体期すなわち次の月経前1〜2週間の黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモンエストロゲン)の量やバランスによって月経期に子宮内にプロスタグランジンという子宮の欠陥や筋肉を収縮させる物質が増量し、月経痛を強めます。
ホルモン剤やピルの服用によって、ホルモンのバランスを変えたり、排卵を押さえることによって月経痛が減少します。
特にピルの場合は、ホルモン量が少ないため内膜の量も少なくなるため、経血量も少なくなり月経が楽になることが多いようです。


子宮内膜症は最近増加している疾患で、月経の時子宮から剥がれ落ちてくる内膜と同じ組織が、子宮内腔以外の腹膜や卵巣・卵管などに存在し、月経毎に出血を繰り返す状態です。ひどくなると卵管の機能を障害し、不妊症や子宮外妊娠の原因になります。次第にひどくなっていく月経痛が特徴です。左図の赤い点が病巣です。

子宮筋腫は子宮筋から発生する良性の腫瘍で、発生する部位により右のように分類されます。
粘膜下筋腫や頸部筋腫では、筋腫そのものは小さくても月経血量が多くなったり、月経痛がひどくなったりします。
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