【 四万十川本流の概要 】

 

四万十本流は中村市の河口から大正町、窪川町の町境にある家地川堰堤まで約100kmと大正町田野々で四万十川と合流し津賀ダムまで約12kmの一支梼原川に代表される多くの支流により釣り場が形成され広大な釣り場面積を誇り、一般に四万十川とはこの地域をさして呼ばれています。

この流域の鮎は9割以上が天然遡上で遡上の良否が魚影に大きく反映され、平成5年から平成10年は様々な悪条件が重なって不漁に泣かされましたが、平成11年から復調の兆しがあり平成12年には相当量の遡上があって釣人を楽しませ今年も期待されています。

川相は全体に瀬と渕を繰返形成しながら流れチャラ瀬、トロ場、早瀬から荒瀬とあらゆるポイントがあり比較的足場も良く、川底は玉石、大岩、岩盤である程度水深のある場所が好ポイントとなる事が多いのも特徴です。

  漁期は本流域を仮に、大正町内を上流部・十和村内を中流部・西土佐から中村市上流地域を下流部とに区分すると解禁当初の6月1日から下旬にかけては上流部が数型ともに良く6月中旬からは十和村昭和周辺、6月下旬になると中流部全域へと広がり、8月中旬から西土佐村半家周辺へさらに9月上旬からは西土佐村江川崎から中村市上流部へと広がって行きます。以上のように上流部は6月1日から7月下旬、中流部は6月中旬から9月上旬、下流部は8月下旬から1015日までがベストシーズンといって差支えないでしょう。

  釣行の際の留意点はどこの川でも同じでしょうが初期は瀬が中心、盛期は瀬、トロ、荒瀬どこでも、終期は玉石底の瀬がねらいめです。

お勧めは四万十川の鮎は成長が早いのが特徴で6月中旬から23cmから25cm程の鮎が掛かり数も出ます。逆に8月は渇水の影響等もあって高水温になり鮎が渕に逃げ込んでしまい友釣りは厳しい日が多くなりますが、逆に最も面白いのが水温の下がる9月中旬からで夏のダメージから回復し大きく育った天然鮎が入れ掛かりになる事が珍しくなく1015日の禁漁まで楽しませてくれるのです。

 

四万十川ではいまだに一人一瀬の釣りが可能です。そして広大な釣場面積ですから普段とは少し視点を変えて入釣されると好釣果に恵まれる事でしょうし、雄大な自然の中でのんびりと竿を出し放流鮎とはひと味もふた味も違う100kmの流程を遡上した天然鮎の強烈な引きが楽しめるのが四万十本流域です。

 

四万十 友釣会  田辺克彦